第 289 回 (2022.02.27) TOEIC (午後) 感想
今更ではあるが、2 月の感想を投稿する。
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【寸評】
P1: やや易
特に迷わなかった。印象に残った問題も無かった。
P2: やや難
20 番台の問題で難しいのが幾つかあった。
そして、悔しいことに、嘗て出題された時には、紛れではあったものの、正解できたリサイクル問題で間違えてしまった。
A: 東部に引っ越したいんだけど、家賃が高いんだ。
B: 丁度今、〔ハウスメイド〕を探しているところだよ。
嘗て出題された時、B のこの発言内容だと、どう考えても意味不明の会話となり、これが正解の選択肢だとは思えなかったが、かと言って、他の選択肢も応答が成立するとは全く思えなかったので、この選択肢を仕方無く選んだ。
今回、A の発言が聞こえて、速攻でリサイクルだと認識した時、絶対に ETS の鼻を明かしてやろうと思い、全神経を界王拳を使用したがごとく集中させて、三つの選択肢に耳を傾けたのだが、結局どれが正解か分からず仕舞い。そうして悩んでいる内に、次の問題の読み上げ開始が刻一刻と迫り、正解が分からない状況を前に、次第に焦りが募り、何を思ったのか、前回選ばなかった別の選択肢を選んでしまった。
「やってしまった」と思い、マークを塗り直そうかとも思ったが、ペースが乱れて次の問題に影響が出るといけないので、割り切って捨てることにした。もしかしたら、嘗て出題された時、実は採点対象外になっていて、今回も採点対象外になるかも知れない、などという甘い幻想もあった。
そして、帰宅後、夕飯を食べていると、突如として、答えが閃いた。
ハウスメイ"ド"ではなく、ハウスメイ"ト"だったのだ。
こうして、採点対象外問題かも知れないという甘い幻想は打ち砕かれ、嘗て出題された時には、紛れではあったが、正解できた問題を、落としてしまった。
P3: やや難
序盤が難しかった。
印象に残っているのは、冬は太陽光を浴びる量が減少するからビタミン D の摂取が望ましいと言う女医のセット。内容理解の前提として、ビタミン D が体内で生成されるためには太陽光が欠かせないという知識が必要で、この一節を聴いていた時は、なかなか高度な出題だな、と思ったのだが、後でよくよく考えてみれば、この程度の知識は小学校レベルか。
中盤以降は標準レベルになり、終盤の図表問題はどれも平易だった。(配膳会社の名刺の問題が難しかったという意見がネット上で散見されたが、僕はそうは思わなかった。)
P4: 標準
P3 よりは易しく感じられた。
但し、背景が想像出来ず、内容把握に苦労したセットが一つだけあった。ペイント剤のリサイクルを受け入れることになったリサイクル施設の問題だ。ここで一つ落としたと思われる。
P5: やや易
最後の問題以外は平易な出題だった。その最後の問題は、どの選択肢も今一つぴんと来ず、取り敢えず inefficiency を選んだが、果たして合っているだろうか。
P6: やや易
印象に残った問題は特に無かった。
P7: やや難
シングルは難易度が高かった。読む量が多く、設問も慎重な判断を要するものが散見された。
のっけから迷った。ホテルの建物それ自体の増築はしていないが、スイートルームの数を増やしたことは、expand したと言えるのか?他に当て嵌まりそうな選択肢が無いように思えたので、取り敢えず expand を含む選択肢を選んだが、果たして合っているだろうか。
他に印象に残っているのは、観葉植物の出荷の問題。丁寧な梱包で届けるが、それでも輸送中にダメージを受けて、到着時に葉っぱの量が少なくなっていることもあるが、新しい環境に順化させる過程で回復して元通りの葉っぱの量に戻るので、問題無い、というような趣旨の記述が含まれていて、それは本当なのか?この業者は消費者を騙そうとしていないか?などと、問題を解くのに必要のない考えを思わず巡らせてしまった。
旅行鞄の問題も印象に残っている。旅行の煩わしい点として、服が旅行鞄の中で皺くちゃになること、及び空港で旅行鞄が行方不明になること、の二点が挙げられ、それぞれの問題に対応した旅行鞄をそれぞれ別々に(つまり、二種類)発明した、というものだった。設問とは関係なかったが、追跡装置搭載の旅行鞄は如何にも現代的なアイテムだな、と思った。
ダブルは、最初の、複数の建物の照明を一括管理する電気代節約アプリのセットが、本文の量が多く、また内容も込み入っていて、難しかった。
しかし、シングルからずっと続いていた高難度の出題はここまで。次の、大学の備品貸出規則のセットから、本文の量が見た目からして明らかに減少、負担は一気に小さくなった。
トリプルの最初は、車両保険の話。個人的には、二文書目の both of your cars (vehicles?) という記述を見落としていたが故に、解くのに苦労した設問が一つあった(後回しにして最後の最後で見つけた。危なかった)が、本文は短く、内容も分かり易かったので、他の受験者にとっては、簡単なセットだっただろう。
次の、自転車専用レーン設置の頓挫と寄付集めのセットは標準。overrun という語彙が鮮明な記憶として残っている。
最後の、研究者退職に伴う新規人員募集のセットも標準。業績不振のため退職者が二人いるのに一人しか補充できないとか、応募の数が少なくて募集を一月延長するとか、やや暗い雰囲気の漂う文章だった。求人広告作成に当たり、誰が提案した条件を採用するかに関して、テスティングポイントの重なり(ある設問が解ければ、次の設問も自動的に解ける事象)が見られた。この辺りは雑な作りと言えるだろうか。
【スコア予想】
もうすでに結果は発表された後。項目別正答率も判明している。リスニングは予想通り。リーディングの予想は外れた。読解で 1 ミスくらい有り得ると思っていたのだが、何と文法で 1 ミスをしていた。どこで間違えたのだろう?(inefficiency の問題は語彙問題なので、間違えたのはこの問題ではない。)
【会場】
今回で 5 度目の会場の TKP ガーデンシティ梅田。過去全てで満点が出ている縁起の良い会場。今回も満点だった。
梅田に微妙に早く着いたので、HEP FIVE に寄って時間を潰していたら、いつの間にか予定していた滞在時間を裕に超えていて、あわや遅刻しそうになった。走って何とか間に合ったが、1 月の試験で遅刻して痛い目に遭ったはずなのに、何をやっているんだ自分は、と思った。会場に到着後、暫くの間、汗が止まらなかった。